吾亦紅 2
すぎもとまさと /吉幾三
吾亦紅 2
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歌:すぎもとまさと
作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人
マッチを擦れば おろしが吹いて
線香がやけに つき難(にく)い
さらさら揺れる 吾亦紅
ふと あなたの 吐息のようで...
盆の休みに 帰れなかった
俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて
仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて
山裾の秋 ひとり逢いに来た
ただ あなたに 謝りたくて
小さな町に 嫁いで生きて
ここしか知らない 人だった...
それでも母を 生き切った
俺、あなたが 羨ましいよ...
今はいとこが 住んでる家に(うちに)
昔みたいに 灯りがともる
あなたは あなたは 家族も遠く
気強く寂しさを 堪えた(こらえた)
あなたの あなたの 見せない疵(きず)が
身に沁みて行く やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ
親のことなど 気遣う暇に
後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉
守れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに 戚張ってみたい
来月で俺 離婚するんだよ
そう、はじめて 自分を生きる
あなたに あなたに 見ていて欲しい
髪に白髪が 混じり始めても
俺、死ぬまで あなたの子供...
2020年6月7日
母を亡くした杉本が深く落胆している時に杉本の母と文通していたちあき哲也が「吾亦紅」を作詞。 ちあきに杉本が「『吾亦紅』は何と読むのか?」と質問すると、ちあきは「われもこう」と回答。 ちあきの詞に杉本が曲を付けて自ら歌っている。
「吾亦紅」(われもこう)で2007年「第58回NHK紅白歌合戦」に初出場。58歳8ヶ月での初出場は、日本人男性ソロ歌手としては最年長記録(当時)[1]になる。これをきっかけに、すぎもとの歌手・作曲家としての認知を広げた曲。
2007年2月21日に発売。初回発売枚数はわずか258枚。しかしながら、北海道・STVラジオで話題となり、同3月開催のミニライブでは曲を聴いた観客が号泣、徐々に人気を博していった。
杉本は「『吾亦紅』を眼を開けて歌うと客が泣いているのが見えて俺も泣けてくるので常に眼を閉じて歌っている」と述べている
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