#エスタシオン事務所
6th カプリコーン
「今、世界が終われば。」
■子津 壱成:わかば
■皇 夢眞:珠洲
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(夢眞)
たとえば孤独な夜が過ぎ わりと良い朝が来る
どうせ変わりやしないのに みんな何かに手を合わせてる
(壱成)
例えば虚しく時が過ぎ 馴れ馴れしい静寂が来る
しまった! もう世界は終わっていた
(夢眞)あの子もその子も 不安ぶっ飛ばしてさ
(壱成)いけてないジョークで Hey Hey Hey
(二人)
わたしが神様だったら こんな世界は作らなかった
愛という名のお守りは 結局からっぽだったんだ
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「──……ねえ、壱成」
「ッ、」
「どうして、何も言わないの?」
「だっ、て。……だって、多分、……俺も、夢眞と同じ立場なら、きっと同じことをする。俺だって夢眞がいなくなったら、死にたくなるほど嫌だから。生き返るなら、生き返って欲しいと思うから」
「……うん」
「……だから、……だから、俺と夢眞、どっちかしか残らない未来なんて、来なければいいって、今思ってるんだ、」
「うん。……本当に。今、世界が終わっちゃえば、きっと幸せなのにねえ」
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