小さい頃、ルビノは夜によく泣いていた
親が居なくなった事で、独りぼっちになってしまったからだ。
我慢強くても、夜になると啜り泣く声が聞こえていた…
日中は年下の子達や同じ年頃の子達、年上のこも俺の家に親と来ては親が仕事の間面倒を見たり、勉強を教えていたからか、ルビノはいつも俺の側に来ることはなく、一人部屋の端に居るか、子供達に誘われては遊んでいた。
普段、ルビノは俺の家で共に過ごして居た
俺の作った食事や、俺の側で甘えて昼寝をしたり……だが、家で子供達を預かる時はいつも遠慮する。
夜中、ルビノの部屋から啜り泣く声が聞こえる…
「会いたいよ……おかあさん…おとうさん…ザッフィー…」
泣いた日は、いつも寝れない。だから、子守唄を歌う。撫でながら、あやしつつ…そうすると素直に寝てくれる。離してはくれないがな?
─これから先、何があろうと。俺はお前の側にいる…大丈夫だ、一人にはさせない。ルビノ約束だ─
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