【朗読台本】森の夢を見た
朗読者 お名前
【朗読台本】森の夢を見た
- 73
- 6
- 2
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
そこは森だった
うっすらと木漏れ日がさしており
私はその真ん中に 立っている
空気は ひたひたとはりつき
あたりには極彩色の腐葉が広がっていた
足裏を掴む湿り気は
より不安を掻き立て
だれかにみられている
そんな気にさせた
仕方なく歩き出すと
あれほどの極彩色はいつしか消え
朽葉の道が続き
笑い声のようなざわめきが鳴り続けている
なぜだか 聞き慣れた声にも思えた
やがて森は終わり
気づくと アパートの一室にいた
そこにはガラス張りの模型台があり
森を歩く旅人が
次々と
ひたすら
行き着いた
袋小路で
燃やされている
なすすべもなくただ焚べられる
彼等を見ていると
不思議と可笑しくなって
たまらず からからと 笑う
あれ この声 どこかで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
演奏 望雪さん 曲名 木漏れ日
お借りしました。
台本は改変などせず
そのまま読んでいただけるとわたしが喜びます。
世界が荒唐無稽なのは勘弁を
でも夢の割に整合性結構とれてない?
って思ったり思わなかったり
ありがとうこうなりました。
#朗読 #朗読台本
Comment
2commnets
- 三鈴お借りしました。
- ちょむお邪魔しました!