【声劇台本】生きる意味をくれたひと

♢少女： × ♦︎元殺し屋： 台本：佐倉

罪を贖い、生きてゆけ ─────────────────────── ♦︎使用時のお願い♦︎ ・nana以外での使用はお辞め下さい ・台本のコピペは可ですが、あとがきは消して下さい ・アドリブ、性転換、一人称や語尾の変更等は🆗 ・内容が変わるほどのアレンジはご遠慮下さい ・コメント、コラボ時のキャプション等で 　台本に関する解釈・感想を頂けると励みになります ─────────────────────── 〈SE：ノック〉 〈SE：ドアを開ける〉 ♢ 「人の殺し方を教えてくれませんか…？」 ♦︎ 突然やって来た少女は、震えた声で 確かにそう言った。 〈BGM in〉 ♦︎ 「やって来るなり、物騒じゃないか。お嬢さん？」 ♢ 「お願いします…どうしても殺したい人がいるんです」 ♦︎ 「はぁ…分かった。ただし、手は貸さねぇぞ」 〈SE：コインが落ちる〉 ♢ 「心臓…？頭じゃなくて？」 ♦︎ 「即死させたいなら、頭だ。でも心臓を撃てば、苦しみを与えながら殺せる」 ♢ 「だけどっ…痛みが少ないなら、そっちの方がいいんじゃ…」 ♦︎ 「あのな、人を殺すには覚悟ってもんが必要なんだ。中途半端な気持ちで手を出せば…一生後悔することになる。そんなナメた考えなら、殺しなんてやめちまえ！」 〈SE：鼓動〉 ♢ 「私だって、出来ることなら…」 〈SE：涙が落ちる〉 ♢ 「死にたくない…！！」 ♦︎ 「…っ！あのバカ…！」 〈SE：走る〉 〈SE：銃声〉 ♦︎ 「うっ…」 〈BGM in〉 ♢ 「う、うそ…なんでっ…！」 ♦︎ 「お前に一つ…教え忘れたことが、あった。人生っていうのはな…そう簡単に…終わらせちゃ、いけねぇんだ」 ♢ 「（♦︎のセリフに重ねて泣きの演技をお願いします。セリフは変えても🆗）うそでしょ…まってよ、そんなはずない…」 （時間に余裕があった方のみ） ♢ 「いやぁぁぁぁぁ！！！」 ─────────────────────── こんな俺でもいつか 誰かの生きた証になれたら そんな嬉しい事はねぇよ ─────────────────────── ♢ 少女 殺したい相手というのは自分。 ただ、まだ死の恐怖に打ち勝つほどの覚悟がない。 ♦︎ 元殺し屋 多くの殺し屋を殺してきた、いわゆるキラーキラー。 現在は殺しから足を洗い、 町外れでひっそりと暮らしていた。 【お借りした音源】 BGM ・DOVA-SYNDROME様より 「月影に儚く消えた」written by alaki paca様 「Carousel」written by ISAo様 SE ・効果音ラボ様 ・On-Jin 〜音人〜様他より 編集：佐倉 ─────────────────────── ♦︎あとがき♦︎ 完全なるバッドエンド…だと私は思っています。 でも、誰かの生きた証になりたかった元殺し屋は、 死を以て少女の生きる意味となりました。 ハッピーエンドとは言えなくても、 読む人によっては解釈が違ってくるのかな？ 自分で言うのも何ですが、 こういった雰囲気の台本を書くのは結構珍しいです。 ダークな世界観に言葉がついていかなくて… 出来ればハッピーエンドの方が嬉しいですよね😌 では、また次の物語でお会いしましょう。 #声劇 #台本 #声劇台本 #二人声劇 #コラボ募集 #佐倉の台本