空へ 空へ 高き空へ
向かひ咲きし花よ
季節(とき)の擾乱さへ踏み越へて
咲け 艶(あで)やかに
振り向きもせず 花は咲ひて散りゆく
其の生き様 いと強く潔く 愛ほしき人が如
あゝ されども背負ふ 夢はあまりに重く
ただ見守るもどかしさ 此の胸に
藏(しま)ひて今宵も祈る
運命 分け合ひたひ もし赦されるなら
明日の手がかりは 其の背中 終(つい)の刻まで
空へ 空へ 瑠璃の空へ 向かひ開く夢よ
闇に燃え盛る夜桜よ 咲け 鮮やかに
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