声劇やってみました‼️
素敵な伴奏に、歌を入れなくてすみませんm(_ _)m
台詞は自作です。
台詞
あの日出会った女は 遊郭の女だった
笑みの奥にあどけなさがまだ残るが
とても美しい女性(ひと)であった
江戸の街は今日も
夜の帳を深く、深く下げていく
紅引く乙女たちが
応じるまま受け入れるままに
ひとときの愛を与えている
輝いた花のような日々を望んでいたのだろうけど
いつしかそれも藍色に変わる
か細い意志を胸に秘め 枯れることなく
凛としたあの女性(ひと)も
どこかの口減らしだったのだろうか
音を立てて回る歯車のような運命(さだめ)に
ただ身を委ねるしか
偽りだらけの世界で
すがることができるのは
客として来る殿方たちだけなのだ
貴方様 どうか私を
買っていただけないでしょうか
という言葉とともに
彼女たちの涙を
この雨が隠してしまわないようにと
咲き出す傘の群れをみて 私は願った
あの女性(ひと)はどこへ行ったのだろう
私が知ったところで、だろうが
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