「…ねぇ、いつまでそんな隅にいるつもり?」
祝福が終わり、部屋に着いたのが1時間前。
ルカはずっとドアの近くで丸まっている。
「知らないの?猫は狭い所が好きなんだよ」
「いや知ってるけど…貴方にも当てはまるのね…?」
「可愛い猫だからね」
「「……………」」
シュオオオ…
「…?」
突然、部屋の中を氷の幕が覆い始める。
視界の端で寮に引っ越す時に持ってきた懐中時計がピキピキ…と嫌な音をたてながら凍っていくのが見えた。
「えっ…な、なんで急に!?」
「君が良からぬ事を考えている気がしてね…つい」
「…ああ〜ルカくん可愛い!!ベリーキュートよ!流石は私の使い魔さん!!」
「わざとらしいな」
…口ではそう言いつつも機嫌は直ったらしい。
銀世界になりかけていた部屋が一瞬で元通りになった。
「(もしかして思っていたよりもチョロ……)」
「また部屋の中に雪を降らせて欲しいの?
…それならそうと早く言ってよ。
僕、氷魔法が一番得意だからいつでも出来るよ」
「いいえ結構です!!」
心を読む魔法でも使ってるの?
それとも顔に出てる…?
鏡で自分の顔を確認しつつ何でバレてしまったのかを考えるのに真剣になって、ルカが懐中時計を悲しい表情で見つめている事なんて気づかなかった。
「…どうか、思い出しませんように」
----------------------------------------------------
✼••┈┈名前の無い魔法学校 創作用┈┈┈┈••✼
今回は家族が買い物に出かけている間にイヤホンで録りました…😇
音程頑張れ!!って感じです…バトルして鍛えたい…申し込めない🐔は私🙌
あとルカとのほのぼの書きたいよ!!
氷魔法使えば雪降らせられる…よね…多分←
#秒針を噛む #ずっと真夜中でいいのに #アコギ伴奏 #まッきー
Comment
No Comments Yet.