【声劇台本】怪談話
読み手:コラボ者様 書き手:いち髪 BGM:ハルキさま
【声劇台本】怪談話
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内輪の企画【声劇台本書いてみた選手権】用に作った台本です。
勿論、どなたさまでもお読み頂いて結構です( ˶ˆ꒳ˆ˵ )
アドリブ、アレンジ、nana以外で読んでいただくなどご自由に。つまりはあなたの感性を信じております(。-∀-)ニヤリ
その際このサウンドやサウンドコラボ先のハルキ様に拍手頂けたら嬉しいです。
※少し早口で読んでギリギリ収まる、かな。
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その女は美しい髪をしていた。
ふと、視線を感じた。
大通りの横断歩道。
その向う側から、女がこちらをみている。
初めは別に気にも留めていなかったのだか、やはり毎日となると気になってくる。
雨の日も、風の日も.......
女は
ギラッ
と、前髪の隙間から目だけを覗かせている。
ある日、女が何処に向かうのか。
ふと気になった。
信号が青に変わり、二人、すれ違う.......
振り返り、そして目で女を探した。
「?!.......いない?」
部屋に戻り、ダラダラと時間を過ごし布団に入る。
うとうとしていると、
俺しか居ないはずなのに気配を感じる。
確認しようと目を開けると
あの女が
俺の目の前に.......
そして、俺の前髪をくちゃくちゃ言わしながら貪っている。
「(お.......い…。ヤ、メロ)」
声が出ない、身体が動かない。
女はヨダレでベトベトにしながら更に俺の髪を食べ続ける!
「ヤメロ!」
自分の大声で目が覚める。
.......夢か。
嫌な汗で頭の先からつま先までベタベタだ.......
ふと、気がつくと覚えのある香りが部屋に残っている。
蒸し暑い5月の夜だった。
#声劇台本書いてみた選手権 #声劇台本 #一人声劇
#怪談
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3commnets
- 七音@ゆるっと浮上【マイク破損で一発録り】お借りしました!
- 九星 一七帆( くぼし いなほ )🦊お借りしますm(_ _)m
- やつコラボしつれいしまーす🤓