【二人声劇】犯罪遊戯(前編)【台本】
演者:A() B() BGM:WELCOME脳様 台本:アカガネ
【二人声劇】犯罪遊戯(前編)【台本】
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探偵がトリックをすべて解き明かして犯人も罪を認めるが……?
その後から続くどんでん返し的な話です。
・後編はこちら→https://nana-music.com/sounds/0569e1ca
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A「素晴らしい! 流石は名探偵! すべて推理どおりです」
B「だが、きみは不満そうだ」
A「いいえ、あなたはすべての謎を解き明かした」
B「いいや、本当の『ホワイダニット』が残されている」
A「おや、遺産を狙った犯行ではなかったのですか」
B「それは事件の本質ではない」
A「では、聞かせて頂きましょうか」
B「この屋敷の隠し通路を見付け出した時、きみは密室トリックを思い付いた。
しかし使用人すらも気付かなかった通路を訪問客が見付け出すなど有り得るだろうか?」
A「有り得たではないですか」
B「いいや、結論はシンプルだ。
きみは最初から隠し通路の存在を知っていた」
A「呆れたものです。ただの決め付けですか」
B「始まりは15年前。屋敷を作り上げた現当主は非常に用心深い性格だった――」
A「その話がどう繋がるというのです?」
B「――隠し通路の建築に携わったきみの父親を殺害して口止めするぐらいに」
A「――ッ!!」(息を呑む)
B「遺産争いを隠れ蓑に行われた復讐劇。
遺産を奪うことはただの手段。きみにとっては復讐の一部に過ぎない。
そうだろう?」
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〔背景設定〕
とある屋敷で殺人事件が起こった。
被害者は屋敷の主である現当主。
遺産相続についての話し合いで集まっていた親族には全員に動機がある。
骨肉の争いに巻き込まれた探偵は犯人を見付け出すため、そして事件の裏に隠された真実を暴くために奔走する。
■A
現当主を殺害した犯人。
大袈裟で胡散臭い振る舞いだが、それはすべて演技で本当の感情は隠している。
屋敷の親族の婚約者だが、実は一族への復讐を企てている。
■B
事件に巻き込まれた探偵。
冷静沈着で小さな違和感も見逃さない。
屋敷の親族の一人と友人関係。
※台本について※
・アドリブ、アレンジに関しては著しい台詞改変以外は特に問題ありません(口調、一人称、性別までお好みで改変してください)
・ゆっくり目に情緒を持たせて読むとちょうどいい時間になると思います
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Comment
4commnets
- きょーかなお借りしました!
- 吟コラボ先にてお借りしました!とても楽しく読ませていただきました〜。
- ハリネお借りします! コラボ用としてAの方演じさせていただきました なんともハラハラするような台本楽しくやらせてもらいました!
- kaiお借りしました!