【声劇台本】悪魔の誘惑　〜神を試してはならぬ〜

台本:ばね　読んだ人:

悪魔の誘惑第三弾。 今度は聖職者を誘惑してみるようです。 定番ですね。 悪魔にこれと決まった形はありません。 男でも女でもロリでもじじいでも、なんか不思議な生き物でも頭の中に響く声でもいいでしょう。 一人称は便宜上「私」で統一してますが、そこ含めて口調なんかもご自由にいじっていただいて構いません。 追記:自分で読んだ時も思ったけど、これ相当文字量きついと思うので、適宜抜いてもらっても構いません。 やっぱ読む上で間って重要ですからね。 皆さんなりの悪魔を聞かせていただけると！ ◆＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝◆ ふふふ、いつの世も聖職者は熱心なことだね。 君の神は君に教えてくれないのか？ 私が誰なのか。 では教えてあげよう。 私は悪魔さ。 心に不満を抱えた人間のもとに現れて その奥底の望みを叶えてあげる気の良い隣人だよ。 心に不満などないって？ それは怪しいものだ。 心に一片の不満も抱えぬ人間などなかなかいないものだよ。 だからこそ努力を、か。 禁欲の果てに何を得るんだい？ 忍耐で得られる快楽…あぁ！そう言う趣味ってワケか！ いいねぇ、私もキライじゃないよ。 普段の愉しみに付け加えるスパイスとしてってことならね。 おっと悪魔祓いと来たか。 『In Nomine Patris, et Filii, et Spiritus Sanct（父と子と聖霊の御名によりて）』ねぇ。 一つ聞くけど、君らはその「父」とやらの名前を本当に知っているのかい？ まさかヤハウェなんて言わないでくれよ。 「違うのか！？」って顔だ、傑作だね。 あいつは人間なんかにちゃんとした名前は一度だって名乗っちゃいない。 人は神を信じるが、神は人を信じない。 それより、この私を信じてみないかい？ 君は人生の大半を得体の知れぬものを信じることで過ごしてきた。 もうそんな不毛なことはやめよう。 私は今、こうして君の前にいる。 一言「契約する」と言ってくれれば、君に真実の救済を与えると約束しよう。 安心したまえ、悪魔は契約にうるさいんだ。 ◆＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝◆ #声劇　#悪魔　#誘惑　#セリフ　#吹き替え風 第一弾: https://nana-music.com/sounds/0568b944 第二弾: https://nana-music.com/sounds/0568b9a4