なぎさんとひめの夏の話
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なぎさんとひめの夏の話
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🌙ひめ
💍なぎ
✨2人
🌙燃ゆる月 道の果て
💍灯る雪洞(ぼんぼり)に揺り揺られ
✨歌え踊れ 今宵は宴(うたげ)
祭の太鼓が鳴る しらべ
🌙化作(けさ)の迷い言葉 現世(うつしよ)に紅(べに)をさす
『胸焦がした旅情けも 今や忘る頃か?』
💍説破(せっぱ) いまだこの身は
悟るには宵の口
忘るるものか 忘るるまいぞ
溶いた白粉(おしろい)に隠す
🌙然(しか)らばあばよ 人は誰も
一人遊びの 独楽(こま)なれど
💍流した ん泪のこヽろは
うつりゆきゆかぬ
✨咲き乱れ 舞い踊れ
数多(あまた)の雪洞が揺り揺れる
🌙今宵 呑めや歌えや 酔いの果て
✨醒(さ)むるるものか 醒むるまいぞ
鳴らす鬼太鼓(おんでこ)のバチ乱れ
💍今宵 月は美(み)な瞳瞳(とうとう)と
満ちる十六夜(いざよい)の宴よ
✨踊れ日の出がさすまで
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