台本【１人声劇】不可避なディスコネクト

読み手:こめっこ 台本:おざわ

今まで君と向かい合う事を避けてきた。 僕に勇気がなかったから。 君と向かい合ったら、僕の全てを、君に吹き飛ばされてしまうんじゃないか？ 吹き飛ばされた僕の欠片たちは、背後からガラスを割られたように、破片が背中に突き刺さるんじゃないか？ そんなことを、いつも考えていたんだ。 ある日、友人との会話の中で、ふと君の話題になり、僕は意を決して、君と向き合う事に決めた。 、、、 君は、君なりの優しさで僕を撫でてくれたのだろうけど、どうしても僕が、君に押し戻されているようで。 それは、僕が間違えたから。 僕が、君にうまく伝えられなかったから。 だから、強すぎたんだよね？ 君は、そのまま止めてくれなくて。。。 １０秒の邂逅(かいこう)。 もう、会うことは、ないと思う。 ありがとう。 そして、サヨナラ。 ｢※※※※※※※｣