【声劇1人台本】僕にはわからないこと⑧
【台本】能登ツバサ【彼女】
【声劇1人台本】僕にはわからないこと⑧
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僕にはわからないこと8作目です。
今回は【彼女】のみの台本です。
指定はありませんので、ご自由に演じて頂ければ...
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【彼女】「うしろの正面だーれだ!」
振り返っても誰も居ない。
「だれか、居てよ…寂しいじゃん…」
1人でいるのが嫌で家を飛び出した。
どんなに送っても未読になんかならなくて、もしかしてもう誰もわたしに向いてくれないんじゃないかって、返信が戻ってくるかもしれなかった携帯も怖くて部屋に置いたまま。
だけど...
「もう!!なんで2人とも居ないのよ!!」
これは逆切れなのは分かってる。
でも、自分のそばに居ないのは腹が立つ!
毎日が好きの気持ちで溢れそうになってた。
それってダメなんじゃないかって、2人から離れれば、少しは落ち着くかな...そう思ったけど…ただただ会いたくて、会いたいしか考えられない。
でも…それは、2人のうちどっちに?
空っぽの頭じゃ要領よくなんか考えられない。
そもそも、要領よくってなに?
そんな計算、わたしにできるわけがない。
【彼】の温もりを感じたい。
【彼】の唇が欲しかった。
あーもう!わかんない!!
「うしろの正面だーれだ!!」
振り向いたら、彼がいた。
#声劇 #声劇台本 #1人声劇
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2commnets
- 能登ツバサ
- ちろりぬ@気まぐれだけど仲良くしてねお借りしました!ありがとうございました! ますます続きが気になります( '−' )・・・