どうぞご贔屓に!【ちぇり】
NAZNA
どうぞご贔屓に!【ちぇり】
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レストラン、本屋、郵便屋さん…言われれば直ぐに何をする仕事か理解出来る。しかし…
「は、は、はじめましてぇ!皆さんのお手伝い、ちぇりのなんでも屋だよ!どんな仕事もお手伝いします!チラシをどーぞ!!」
小さい体が人波に流されないように踏ん張りながら、ちぇりは自作のチラシを配っていた。何人かは受け取ってくれるのだが、なんでも屋…??皆首を傾げる。無理もない、キリエで初のなんでも屋…ちぇり自身、仕事内容は分からない。
「あらあら可愛いお嬢さん。チラシのなんでも屋って何かしら?なんでも売っているお店?」
「いえ!なんでもやるお店です!皆さんの困った事をお手伝いします!!」
「あらあら…例えば?」
「へ!?え、えぇぇーっと…」
仕事の性質上、依頼がなければ何をやるのかすら決まらない。それを説明するのは中々困難である。
認知度の低さもあり、依頼がまだ来ない…疲れで尻尾どころか耳までだらりと垂れ下がる。
「くーん…このままじゃ閉店しちゃうよォ…チラシだけじゃダメだ!何か…何か違う事をして、みんなに知ってもらわなきゃ!」
ちぇりは尻尾をピンと立て、腕組みをして悩み出す…
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なんでも屋の宣伝をして下さい。
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