【一人声劇】君の好きな季節は

伴奏:シュリ 台本:星空桜歌 朗読:刹那兄上

┈┈┈┈┈台本┈┈┈┈┈ 桜が見える病室、いつもは散歩に出ない僕が 今日は出てみようと思った そうしたら全てに絶望したような目をした 君を見つけた 思わず声をかけてしまった 本当は声をかける気なんてなかったのに。 ｢ねぇ、何をしてるの？｣ 君はその絶望した瞳で僕を見たんだ 答えは返ってこなかった でも僕は君を放っておけなかった だから君を見つける度に話しかけたんだ だんだん笑ってくれるようになった君は それでもどこか寂しそうだった 君と出会ってから数ヶ月 ふと聞いてみようと思ったんだ ｢君の好きな季節はどの季節？｣ すると君は黙り込んでしまった それが君と交した最後の会話だった 僕の病状が悪化して呆気なく死んじゃった 死んだ今でも君のことが心配で 君のそばから離れられなかった だからぽつりとあの日の質問の答えを 言ってくれたの聞こえてたんだ (ありがとう…そしてごめんね) 届かない声を君にかけながら 寂しそうな君を残しながら… 僕は桜が舞ったその時に 空に帰ろうと決意したんだ #シュリオリジナル #シュリBGM #一人声劇 #ひとり声劇 #声劇 #朗読 #恋愛 #切ない #病気 #死 #セリフ #拍手返します 一発取りなので変な間が出来てしまいましたが自分的に良い味になったかなと思っています。 読み間違えないように時間内に読むって難しいですね