(月斗)
土埃上げ競った校庭
窮屈で着くずした制服
(鶯)
机の上に書いた落書き
どれもこれも僕らの証し
(かまぼこ)
白紙の答辞には伝え切れない
思い出の数だけ涙が滲む
(菊桜)
幼くて傷付けもした
僕らは少し位大人に成れたのかな
(全員)
教室の窓から桜ノ雨
(榎戸)
ふわりてのひら 心に寄せた
(全員)
みんな集めて出来た花束を
(榎戸)
空に放とう 忘れないで
(双六。)
今はまだ…
小さな花弁だとしても
(全員)
僕らは一人じゃない
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