背中から胸を刺す桜
める。
背中から胸を刺す桜
- 36
- 0
- 0
泣かせたこともある
車窓は切なさで
迎える朝に覚えは無いな
溢れる涙の春に
声で伝える愛とは
弱くてもろい呼吸なら
ねぇ 舞う桜 乱れないで
二度もなく一度もなく 逢え ないなら
しあわせですと
伝えられたらいい
永遠でもなくて おやすみ
ひとひら落ちても消えない
桜や恋人たちが
夢をみているな
夜に明かりはない
灯すディスプレイが
体温のようね。あなたに重ねる
いま通り雨
ため息のように降り続く
悟られたくはないから
笑っているね
笑顔がみたいんだ
あなたの。
Comment
No Comments Yet.