何も決めてない1人劇
烈兎
何も決めてない1人劇
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シニラム 兄 スイレンの香りがする
ミガミー 弟 目つきと態度が悪い
あれ、新しい……客人だなんて珍しい。
どこから来たの?お名前は?僕はシニラム。
弟とここの門の番人をしているの。……ほら。
……。
へぇー、そう。この調子じゃあ、
誰かさんは晩御飯が無いみたいだなぁ…。
………!!
………ミガミー。ミガミー・アトリッシュだ。……です。
ふふ、僕達、こう見えても双子なの。
あまり似ていないでしょう?
そんなことより、しに……兄さん。時間が来る。
あぁ!忘れていたよ、ありがとうガミー。
キミ、この奥の御屋敷が見える?
へぇ、そう。それなら良かった。
ここにはとてもえらい大魔道士が住んでいるの。
今日は彼の誕生会があって。
客人は居ればいるほど見栄えがいい。
君も参加してみない?
そんなに堅苦しいものでは無い。
そいつにはお世話になっていて……。
ソイツ、だなんて……。
躾がなっていないようだよ、ガミー。
来週の茶会のお紅茶は無いみたいだね。可哀想に。
!!……す、すみませんでした。
……そんなわけで、パーティがあるんだ。
偶然、ドレスコードも守れているようだ。さぁ、中へ、兄は準備で忙しいので、僕が案内しよう。
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