バス✨☘
todorokigentaro
バス✨☘
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作詞:todorokigentaro
作曲:ORPHEUS
★「ミサは、どうなったんだ?」
☆「ミサは、隠れちゃった。
本当は入り込むのは駄目なんだけど、無意識界にこっそり入って、息を潜めているの。今もミサはいるのよ。きっと、優のすぐそばに。」
★勇作は、優の姿に目を移した。
優はバスの中だ。座席に座って、バスに揺られて、眠そうな顔をしている。
優にミサのことを伝えなければならない。ミサが近くにいることを。
優が、うたた寝に入る瞬間、勇作は跳んだ。
強い衝撃を感じたあと、勇作は目を開き、バスの中にいることを確認した。
彩子は、優におなじ話をするだろうか。
勇作は、瞼(まぶた)を固く閉じた。
自分の意識以外のものを感じようとした。
どこかにミサの意識が潜んでいるはずだ。
頭の中の迷路にサーチライトを当てるように、違和感のあるものを探した。
しかし、何の発見もないまま、バスは終点に到着した。
俯瞰(ふかん)の世界では、優や彩子の意識を感じることができた。ミサは、いったいどんな形で存在しているのだろうか。自分はミサとコンタクトがとれる存在なのだろうか。
勇作は、バスを降りて、大学の門を見つめていた。
[一部抜粋]
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