薔薇の枝が相応しい君は、それ故に死す

台本:オトギ 朗読:コラボ者様

・一人称変更、性転換、軽度のアドリブOKです✨ ・使用の際は拍手コメント下さい🙏 ・素敵な伴奏にも拍手をお願いします┏○ﾍﾟｺｯ ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 今日も上っ面の言葉を並べる、とても綺麗で誰も傷つけない絹のような言葉を垂れ流す。 かの偉人は言った「自分を愛するように、人を愛しなさい」と。 なのに僕は、こいつをどう殺せるか、どんな殺し方があるか、そんな事ばかりで腹の中には愛なんてありやしないのに、清流のような言葉を綴る。 もちろん分かってる、殺人はダメだ。人として当然だ。 でも僕としては当然じゃない。僕はきっとヒトであって人ではないのだ。 人として当然の事が当然じゃない僕は人じゃない。 きっと誰かが作り上げた人の皮を被って人になりたかった化け物だ。 だから僕は愛を飾る。綺麗に取り繕う。誰が見ても分からないように、中身が見えてしまわないように、人の皮を出来るだけ分厚くするのに必死なのだ。 だけど全ては無意味なのだ。石に木目を描いても石ころな様に、腐った泥沼から清らかな水が流れ出ることは無いように。愛を持たぬ肉塊が人のフリをしたところで全ては無意味なのだ。 崩れる音がする。砂壁に塗りたくっていたペンキが剥がれ落ちる様だ。 殺そう、こいつを。いや、そもそもこいつには命など無かったのだ。 ーーーさようなら、ボク。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ーーー自分を愛せない僕は、どうすれば良かったの？ 数日前にコップに描いてあったプリントが剥がれてきてるのを見て思いついて突発的に書いた駄文です…。 一応僕の解釈では、「自分を愛することが出来ない、愛を知らない少年が、それでも人を愛そうと御託を並べて無理した結果壊れてしまってから堕ちていくまで｣のお話です。最初の方に言ってた「こいつ」は自分の事で、殺人はダメだけどよく考えたら自分は人間じゃないし殺しても…って言う事かなって思ってます。最後は自殺しちゃったのか、精神崩壊したのか…。 が！！あくまで僕の解釈なので…もしかしたら殺人鬼が自分を正当化するためのお話かも知れませんし、大嫌いな人を影で殺す話かもしれません。 そこは貴方の想像にお任せします。 PS.バラの枝の花言葉は「あなたの不快さが私を悩ませる」です #自傷無色 #offvocal #ねこぼーろ #オトギの台本 #一人声劇台本 #一人声劇 #悲しい #怖い