ニコラス英雄譚 第5話 【演じたⁿ】
ゆずちゃ
ニコラス英雄譚 第5話 【演じたⁿ】
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自分でラストだけ。
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現代では「世界樹」と呼ばれるようになった謎の大樹。その力は人知を超える、強大で凶悪なもの。
人の心は折れやすい。
自分が死んだら人類はすべてを諦め滅びゆくのではないかとニコラスは危惧していた。
そう、ニコラスは知っていたのである。
戦うことを諦めたそのとき、人類は滅びるのだと。
だから彼女は、その死に際に言ったのだ。
人類が戦うことを望んだのだ。
彼女こそ、まさしく英雄なのだ。
我々は諦めない。
我々が人類である限り、決して諦めたりしない。
たとえ何十年、何百年、何千年かかろうとも、我々は諦めてはいけないのだ。
英雄の魂を、人類の魂を、受け継いでいかなければならない。
世界樹の倒木。
それが我々人類の希望である。
先人たちの願いである。
人類に課せられた使命である。
「人類よ、戦え!」
人類よ、英雄の言葉を胸に刻め。
人類よ、絶望と戦え。
人類よ、残酷な世界に抗え。
【ルーシー・フラメル著
ニコラス英雄譚 序章より】
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タグそのまま。
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