ふらり 街の渦を泳いでは
落ちる灯を逆さに映した
いずれ 誰も居なくなって
まるで烏有に帰す様に雲に混ざって
ゆらり 風を浴びて踊るだけ
南を背に憂惧を味わった
いずれ 孤独は育っていく
まるで浮遊に身を任す季節の様に
上から見えた 信号灯
何処へも行けずに生きていくの
それじゃ さよなら お別れね
これからどうしよう あたしは懲りもせず
名残惜しいまんま あなたを目で追っていた
だってって言ったって あなたはいつもそうよ 口だけなのね
青い好天が邪魔をする また今日を肯定する
待ってって言ったって 一度も振り向きもしないあなただった
酷くぬるい風でした それが 嗚呼 大好きでした
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