ひなまつり ①
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ひなまつり ①
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メルシュ&エアリィ
「あかりをつけましょぼんぼりに~♪」
フィレン
「あ……メルちゃんにエアリィちゃん。何してるんですか?」
メルシュ
「あ、フィレン!今ねぇお雛様の飾り付けしてたんだよぉ。フィレンも一緒にやろうよ」
フィレン
「お雛様……!そっか、今日はひなまつりでしたね」
エアリィ
「わたしの村ではこういう行事はなかったからすごく楽しみにしてたんだ」
フィレン
「そうだったんですね。それにしても、すごく立派な雛人形ですね」
メルシュ
「そりゃあ愛しのリィたんのためだもん!極上の雛人形を探して用意したよ」
エアリィ
「ありがとう、メルちゃん」
メルシュ
「えへへ~もっと言って~」
フィレン
「そうだ。せっかくひなまつりなんだし、ケーキ作りましょうか?最近はひなまつりのお祝いにケーキを用意するところも多いみたいですし」
メルシュ
「ケーキ!?うんうん、とびっきりかわいいケーキ作ってよ!」
エアリィ
「夜にジェイデンがご馳走を作ってくれるって言ってたから、ケーキもあるとパーティーみたいで楽しくなりそうだね」
フィレン
「えっ……ジェイデンさんがご馳走を……?」
フィレン
「もしわたしがケーキを用意したら"せっかくご馳走を作ったのに邪魔するなよ"とか思われないかな……?それにケーキをプラスすることでお腹いっぱいになってジェイデンさんの料理を残されたりなんかしたら……それこそ最悪の展開……」
フィレン
「だってわたしがケーキを作らなければ皆さんはおいしくジェイデンさんの料理を食べられるのにわたしがそれを邪魔する羽目になる……それは駄目……嫌われちゃう……きっと皆さんに嫌われちゃう……」
メルシュ
「あー……またフィレンのネガティブモードが始まった。こうなるとめんどくさいんだよねー」
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