【声劇】渚
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【声劇】渚
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渚
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波の音が聴こえる。
ゆっくりと波が流れてて、
自分はそこにぷかぷか浮いている。
眼を閉じてぼーっとしていると、
意識がだんだん遠のいていく。
まるで、魂がここに無いみたいに。
自分は、生きていないかのように。
生きてるってなんだろう。
毎日、起きて、食べて、寝て、また起きて。
そうやって1日1日を過ごすことが、
生きてるということなんだろうか。
こうして何かを考えることは、
生きているという証なんだろうか。
生きる意味なんて、自分で決めること。
自分はどうやって生きるかなんて、
他の人が口出しできるものじゃないんだ。
自分は自分。僕は僕。私は私。
そうやって、いつまでも。
...がんばってくれてありがと。お母さん。大好きだよ。
...さよなら。お父さん。最期に顔が見たかったな。
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