【短編小説】卒業式⑮「最終回」
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】卒業式⑮「最終回」
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【短編小説】卒業式⑮「最終回」
僕はユウコからコユキを追い掛けるよう言われ、コユキを追い掛けた。しかしその途中で、追い掛けるのを止めたのだ。
それは僕の心の中に、本当はユウコの事が好きだと言う感情が芽生えたからであった。
だから僕は二人と別れた後、大学受験の第一志望を千葉大学ではなく、ユウコと同じ北海道大学としたのだった。
勿論、両親からの意向も有り、後期日程で試験を受け、僕は合格を勝ち取る事が出来たのだ。この時、既に卒業式も終わって居り、僕は美術部の仲間で高校に集まる事となったのである。
僕はユウコと同じ北海道大学に入学出来る嬉しい気持ちと、コユキに対し悪いと言う罪悪感が入り混じり、学校へと向かったのであった。
学校が近づくに連れ、僕は二人にどんな顔をして会えば良いか不安が込み上げた。
そんな気持ちを引きずり、僕が部室である美術室へと入って行くと、僕はユウコを見つけ、こう言ったのだ。
「ユウコ! 俺、北大に行く事に決まったよ…」
するとユウコは僕に対し、こう答えた。
「わたし、北大じゃなくて……東京の大学に決まったの…」
この言葉を聴かされた僕は、愕然としたのだ。そして、そこにコユキが現れ、こう言ったのである。
「わたし、来年……東京の芸大目指します… だって先輩、自分の夢に向かって頑張るって……言ったじゃないですか…」
おわり
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