声劇 悪役としての人生
台本:あいざわ 読み手:という夢を見た
声劇 悪役としての人生
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こんな感じでー。
台本↓
...俺の話をしようか。
俺は大した奴じゃない。
それは俺自身が1番知ってる。
言うなれば普通よりも下の下。
ド底辺中のド底辺、と言ってもいいだろう。
泥に塗れて地を這いずり回るようなそんな人間さ。
ああ、分かってるよ。
その分俺が、
どの位の事をしでかしてるかくらいな。
仲睦まじいクリスマスの家に火をつけた。
命乞いする老いぼれに弾丸を浴びせた。
他にもまあ...いろいろあるが。
そりゃ、世間様から見れば俺は大悪党だ。
自分の立場が分からない程馬鹿じゃない。
でも、俺は俺を肯定し続ける。
...何故かって?これは俺の人生だからさ。
馬鹿にされ、周りから石を投げつけられ、
「悪党だ」と罵られ蔑まれる人生、これが俺の人生だ。
だがこれは俺が選んだ人生だから、
俺は自由に善し悪しを判断する権利がある。
周りの声に耳を貸す必要は無い。
指図されるなんて真っ平御免だね。
俺の人生は俺の好きなようにしてやるのさ。
人生は1回きりの大勝負だぜ?
俺はやりたいことをやる。
その為にこの世に生まれてきたんだよ。
ダイナマイトくらいぶちかましてやらねぇと
面白くないだろ。そう思わねぇか?坊主。
...おいおい。
そんなに睨まなくてもいいだろ?
チャカなんて向けやがって...
手が震えてるけどな。
お前に俺は殺せねぇよ。
自由に頭(おつむ)も回せない坊主にはな。
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