13話
バルーン
13話
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うた「はぁ、はぁ、いた..!」
うた「...!っ!莉水!なにしてんだよ!!」
うた「あっぶな。お前、飛び降りるつもりだったのかよ!?」
莉水「...なんで、助けたんですか」
「殺したいほど憎い相手を自分の手を汚さず屠ることができるんだ。見過ごしていればあなたにはなんの不利益もないどころか、得しかなかったのに」
うた「確かに、殺したいほど憎いさ」
莉水「...じゃあ、なんで...」
うた「でも!それでも俺は...!!! こんなの、間違ってると、思ったから」
「俺はただ、おとのとなりに、莉水の隣に、るい先輩やれい先輩の隣に、堂々とならんでいたかった...それだけなんだよ。」
「お前のしたことは一生許さない。だから、ここで楽になんかさせてやらねぇよ。俺といたら嫌でも思いだすだろ。だから、一生かけて償わせてやるよ」
「不幸の連鎖は、どこかで止めないといけない」
「だから」
「すぅーはぁ」(深呼吸)(ここで切り替えるイメージで)
「莉水。僕と友だちになってくださいませんか?」
莉水「友達...」
莉水「....きみは...ほんとに....」
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