【声劇台本】NO.173

優鷹【 】様 依里【 】様

群青屋台本をご利用の際は 《あとがき》を必ずお読みくださいますよう よろしくお願いします -------------------------------------------------- 優鷹：(無音) 僕は今、去年亡くなった祖父の遺品を整理している。科学者だった祖父の部屋には奇妙なものがたくさん置いてあった。そのなかでも一際古い本を見つけて、何となく気になって開いてみた。 (ページをめくる音) －全ては百七十三番目が知っている－ 最後のページに赤黒い文字でそう書かれていた。 (ノック音) 『優鷹さん、何してるの？』 「あぁ、依里。ジィちゃんの遺品整理だよ。 物が多くてなかなか終わらないんだ」 『大変そうね』 「でも結構興味深いものも多いよ。コレとか」 『随分古い本ね』 「だろ？でもほかの真新しいものよりも埃被ってなかったんだ」 『お気に入りの本だったのかな』 「気になるのは最後のページのこの一文」 『.....へぇ』 「"全て"ってなんだろうな」 『あまり詮索するのもよくないんじゃない？』 「でも気にならない？こういうの」 『私はあんまり興味ないかな。そんなことよりお母さんが呼んでたよ』 「伯母さんが？早くいえよ」 『ごめんごめん』 「散らかしてる分だけまとめといて」 『はいはい』 『....百七十三番目、ね。よくもこんな皮肉な名前をつけてくれたものですね、お祖父様....』 (本を閉じる音) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 《あとがき》 とてもシンプルなサウンドです 五十嵐 優鷹(いがらし ゆたか) 五十嵐家の直系 ことが起きるまで何も知らない 如月 依里(きさらぎ えり) 優鷹の従姉妹 自分がなんのために存在して 何をしなければいけないのか理解してる 実験NO.173であることが 〝えり〟ELIの由来 お借りしたBGM DOVA-SYNDROMEから ｢静かな危険｣ written by ゆうり様 編集:群青屋 鴉 ご利用の際は一言お願いします 一人称、語尾改変等 話の筋にそったアドリブならご自由にどうぞ ※コラボ先への台本の転載は御遠慮ください #台本 #声劇 #掛け合い #声劇台本 #2人声劇 #掛け合い台本 #群青屋台本