<朗読声劇用>「Kiss」

朗読してくれた 素敵なあなたの名前

なんとなく　書きました ツイッターで　前に呟いた事も織り交ぜつつ 書いてみました。 朗読台本　136本目です 「Kiss」 題名は読まないほうがいいと思います。 呼吸をするように あいさつをするように 「寂しい」「助けて」「愛して」と言える あの子が　あの人が　うらやましい 言葉が　からまって 上手に出てこない どんなに舌先で　ほどこうと思っても 余計に　こんがらがって 出て来てくれない あの子や　あの人は きっとKissも上手いんだろう 言いそびれた言葉 言いかけてやめた　言葉は 数えきれないほど　たくさんあって もし　そんな言葉たちを お金に替えられたなら きっと　僕は(私は)億万長者になるだろう その札束で 目の前の人生を未来を あの子を　あの人を 思いっきり　ひっぱたいてやりたい 散らかったお札が そんなに欲しければ　 拾えばいい　くれてやる そして　あの人にKissするように その　お札にもKissすればいいじゃない？ なんて言える自分じゃないから 今日も唇は冷えたまま 「平気　平気　大丈夫だよ」と 繰り返して言うだけ 気付けば 呼吸さえ　だんだん下手になっていく。 読んでくれて ありがとうございました。 #朗読台本　#声劇台本