【声劇台本】唯一、敵わない人【Nova Fantasia二次創作】
古宮一:こう 羽浦孝栄:はこ 台本:神奈
【声劇台本】唯一、敵わない人【Nova Fantasia二次創作】
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「唯一、敵わない人」
あらすじ
孝栄と出掛けた後、メンバー全員分のたい焼きをお土産に上機嫌な様子で帰ってきた八。後日談に八は悪意のない屈託な笑みで「じいちゃんとあーんした」と一に告げる。「へえ?良かったじゃないか」と平気な顔で受け流す一だったが、最近孝栄とのスキンシップ(?)が足りていない一は内心もやもやしていて。
孝栄に愛でられる八にヤキモチを妬く一と、マイペースながらメンバー全員の事をよく見ている孝栄のお話。
一(独白) __醜い感情が心を占める。
願うなら、俺一人だけを視界に映して欲しいと。
一「孝栄さんっ、お茶が入りましたよ♪お口を火傷されないように、ふーふーしておきましたからね♡」
一「孝栄さん、わたくしめが肩揉みを……!!」
孝栄「一……」
一「はい!なんでしょう!」
孝栄「何を焦っておるんじゃ?」
一「(ギクッ)…え?何を仰って、いるんですか……」
孝栄「一、ちょっと来なさい」
一「え、ちょっ」
一「(膝枕ぁぁぁあ!!?)こ、孝栄さん…これは何のご褒美でしょうか」
孝栄「んー?最近構っとらんかったからのう。たまには翁からも奉仕せんと、バチが当たるわ」
一「そ、そんな…!僕が好きでやってる事ですから……!(やべ、超嬉しい!)」
ナデナデナデ
一「ここで死んでもいい…」(召されたポーズ)
一「……はっ!孝栄さん、そろそろリハーサルの時間です、行かないとっ」
一「あっ、うわ…!!」
(勢いよく起き上がった反動で孝栄を押し倒してしまい)
一「すみません孝栄さん!すぐどきま__」
孝栄「一、翁はお前がおらんとリハーサル場所にも一人で行けん。連れて行ってくれるかのう?…いつも世話を掛けてすまないな」
(一の頭を胸元にギュッと引き寄せ。最後、耳元で少し申し訳なさそうに囁き)
一「〜〜分かってたんですね、僕が機嫌悪いの。ずるい人だ…」
孝栄「ふふっ、お前は顔に出やすいからのう」
一「嗚呼もう…!」
______
☀後日談☀(おまけ)
孝栄「一、リハーサルまで後4時間はあると思うのじゃが…」
一「何を言ってるんです。移動時間、関係者への挨拶回り、携帯食の確保と摂取、発声練習その他諸々…時間が足りないくらいです。リハーサルといえど本番同様妥協したくないので」
孝栄「お前ともう少しのんびりしたいと言ってもかえ?」
一「仕事において、公私混同はしません(キッパリ)」
孝栄「ほう…」
一「さ、行きますよ孝栄さん」
孝栄「…一がいれば霞は安泰じゃのう〜」
(手を引かれ、あーれーと引き摺られるように連れて行かれる孝栄)
一(独白) __あなたと同じステージに立ち、あなたの横で俺も共に輝く。あなたのその光に、見劣りしないように。その為なら、一切妥協はしてやらない__
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