秒針を噛む

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「…始まるみたいね。」 「ん〜、そうみたいやな。」 「やっとエイさんみんなでイケブクロまで来れたのに早くもかぁ。イケブクロ満喫して少し楽しみたかったなぁ…。」 「ほんと…ようやくみんなに会えたと思ったのに。」 いくらおっちょこちょいで置いてけぼり気味なエイたちでも、突き刺さるほどに感じる殺気。 事態の把握よりも、本能が警鐘を鳴らす。 ＿＿＿コロセ。 「…はぁ、これはちょっとマズイかもしれないわね。」 「そう？リーダー様は心配性やんなぁ…。 こっちのワールド全開でいけばどってことはないよぉ」 「まぁ、戦うってなったら満喫なんて言ってられない、エイさん1号から4号まで総出で参上してやりますかねぇ！」 「…ヤッてやりましょう。」 張り詰めた空気とは裏腹に、優雅に泳ぎ続ける魚達。 そこに溶け込むかのように、雄大に声を重ねる。 ＿＿＿いざ。 エイの奏でる美しくも壮大な旋律を。 .｡❊ᐝ.｡❊◌ *。.｡❊ᐝ.｡❊◌ *。 ①号：シロノ ②号：gray. ③号：hina ④号：さい ④生活の偽造 いつも通り 通り過ぎて 1回言った「わかった。」戻らない 確信犯でしょ? 夕食中に泣いた後 ①②③君は笑ってた ③「私もそうだよ。」って 偽りの気持ち合算して 吐いて 黙って ずっと溜まってく ②何が何でも 面と向かって「さよなら」 する資格もないまま 僕は ①③灰に潜り ②④秒針を噛み ④白昼夢の中で 🔱ガンガン砕いた ①でも壊れない 止まってくれない 「本当」を知らないまま 進むのさ 🔱このまま奪って 隠して 忘れたい ①②分かり合う○ 1つもなくても 🔱会って「ごめん。」って返さないでね ③④形のない言葉は いらないから