〜Expresser〜 表現者 二次審査用
Flower
〜Expresser〜 表現者 二次審査用
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選曲 『阿吽のビーツ』
-選曲理由-
この曲でははじめから明らかに二人の登場人物が存在していて、尚且つ相関的にはお互いにとってそれぞれが重要な人物であるというのがこの曲に壮大なストーリーを与えていてエモさを感じました。そしてこの曲は箱庭な二人の世界観ではなく「みんな」という第三者が存在し環境的な変化が訪れることも予測され、さまざまなストーリーに合わせやすいと考えられます。変化とは個人的にストーリーを想像し書く上で時間軸の奥行きを演出してくれる非常に大切なものだと思い、登場人物の成り立ちや過去を表現するにあたって最適なものです。変わっていってしまうことは人々にとって悪いことではありませんが無意識にも人が求めてしまう愛や居場所などの安息な普遍はいつの時代にもどこにもないものなのだという切なさがこの曲のコンセプトでもあるのだと感じました。なので今回は“阿吽であったものたち”として変化を連想させてくれる阿吽のビーツで台本を書かせていただきます。
-台本-
『はぁはぁっ…………!……あの、馬鹿野郎!』
「……グラティアス、グラティアス。世界で一番善い子な君へ。
不器用で何もできない僕のことなど、忘れてしまったのですか??
境遇も運命も、時間だって分ちあったのに。僕は、貴方に選ばれなかったことが悲しい。
だから、これは貴方への最後の謀反です。
あーあ、僕も貴方のように素直でいられたらよかった。でも僕のひどく焼けついた心の苦しみ、貴方になら伝わるはず。
そしたら"あなたから言ってくださいね"」
『はぁ…はぁ…僕は初めからお前を選んでいたよ…』
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