【1人声劇】教室

僕(CV:コラボ者様)

ーーー「少しでも、ほんの少しでもいいから」 ✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ (教室のざわめく音) 今日も僕のクラスは楽しそうだ 昨日何を見た、とか、 どこか遊び行こうとか、なんてことない会話が 僕の耳に入ってくる 目の前で騒いでるみんなが 羨ましくて僕は声をかけた (01:15／BGM流れます) 「ねぇ、僕も……」 声をかけたのに誰も僕を見てくれない 「いつも、そうだった」 クラスのみんなの声が聞こえるのに こんなに近くにいるのに僕の声は届くことがない 「僕は、ここにいるよ」 泣いても僕に 手を差し伸べてくれる人なんていなくて 独りでたくさん泣いた 「僕の声、聞いてよ」 伸ばした手はどこにも届かなくて 僕はただただクラスのみんなを 羨ましそうに見ることしかできなかった 「……ははっ、バカだなぁ、僕」 僕が消えてしまったら 少しでも、ほんの少しでも、 後悔してくれるかなって みんなの記憶に残るかなって 思ってたのに 「……何も、変わらないじゃん」 僕の席に置かれた 花瓶と写真は倒れていて 「……ほんと、バカだなぁ」 生きてることが 辛くて苦しくて耐えきれなくて 死を選んだのは僕なのに 「どうして……こんなに苦しいんだよ」 誰か一人だけでもいいから 僕の名前を呼んでくれたらって 僕のことを話してくれたらって 「っ……僕は、ここにいるよ」 ずっと、ここ(教室)で待ってるんだ。 誰かが、僕の名前を呼んでくれるのをーー…………… ✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 初めての1人声劇をかいてみました。 素敵なBGMを発見して 聴きながらとてつもなく暗い台本を 書いてしまいました。 セリフ入らないようなら アレンジしてください。 自由に演じてください。 この「僕」は 元々クラスで虐められてて自殺してます 死んだあと、少しでも虐めてた側が 後悔してくれれば、 ほんの少しでもみんなが僕のことを 思い出してくれれば、 そう願ってたけど、悲しいことに クラスのみんなは 「僕」を忘れてしまったように 普通に過ごしていた。 それが悲しくて辛くて苦しい。 こんなことなら 死ななきゃ良かったなんて 後悔するのは僕の方だった。 いじめてる側って 「え？そんなことあった？」的な感じで 忘れてしまうけど いじめられた側は大人になっても ずっと覚えてるからね。 いじめかっこ悪いよってことです。 ✁┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ BGM:「虹の残影」 ISAo様 DOVA-SYNDROMEより SE:「教室のざわめき」効果音ラボ .