おしり山のドラゴン 第1話 前編
朗読 著 やさぶろう
おしり山のドラゴン 第1話 前編
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ひとり昔話 01 20200121 -おしり山のドラゴン- 第1話 前編
おしり山のドラゴン
むかーし、むかし、おしりの山の奥地に
ドラゴンが住んでいました。
ギャウ ギャウ ギャウー
ドラゴンは いつも おなかをすかせていました。
ドラゴン ドラゴン ドラゴンぬ
今日も おなかがすいているの?
おともの たぬきは 今日も心配しています。
ドラギャウー ギャラー
ドラゴンは たぬきと遊ぶのが 好きでした。
たぬきと遊んでいると おなかがすいていることも
なんだか忘れられたからです。
そよそよそよ 夜風が 草木の香りを はこんできます。
月の下で たぬきの ポン ポン という
たいこの音に合わせ
2匹は 今夜も 歌い おどるのでした。
(第1話 後編 につづく)
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