【声劇】小さな私と、大きい俺 (性別変更)
浅野:Roki 山河:あぐり/台本:明彩てん
【声劇】小さな私と、大きい俺 (性別変更)
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浅野:同じクラスの山河くんは、大きくて力が強くて皆から恐がられている。
山河『…よしよし、今日も飯持ってきてやったからな』
浅野:だけど実は、こっそり野良猫にご飯をあげちゃうような、優しい人です。
山河『あ、浅野…?!なんでここに…』
浅野「山河くんがここに来るのが見えたから、付いてきちゃった。」
山河『…浅野は、俺が怖くないのか?』
山河:浅野は小さくて力も弱くて、小動物みたいな奴
浅野「山河くんは優しいのに、どうして怖がることがあるの?」
山河:だけど実は、こんな俺にも物怖じしない度胸のある奴だ。
浅野「皆は山河くんを誤解してるね。そりゃ他の人より体が大きいかもしれないけど…優しくて話しやすいし。」
山河『んなことねぇよ。浅野が変わってんだ。』
浅野「ふぅん?…じゃあ、私はラッキーだ。」
山河『あ?』
浅野「だって、私が変な子だから、山河くんと仲良くなれた。」
山河『っ…!!…やっぱ、浅野は変わってる。』
浅野「ふふ、そっかぁ」
浅野:もっと山河くんのことが知りたいって思うのは、私が変な子だからかな?
山河:浅野の隣は居心地がいい。…だから、この気持ちにはまだ、気付かないふりをしていよう。
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浅野(あさの) 高校2年生
平均よりも背の小さい小柄な女の子。メンタルは強い。
色々と誤解されやすい山河くんが気になって、ついていくと意外な一面を目撃。
以来山河くんと校舎裏で話すことが毎日の楽しみになっている。
自覚はないが、山河くんに想いを寄せている。少し天然。
山河(やまかわ) 高校2年生
190cm近くある身長と生まれつきの力の強さ、強面な顔のせいで周りから怖がられている。
メンタルはそんなに強くない。
言葉遣いは悪いが根は優しく、小動物の世話をするのが好き。
こんな自分を恐れず話してくれる浅野が気になっている。
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