【二人声劇】soirée ｰ世迷言ｰ

◇エトーレ()×◆リベルト()

“忠実”と名付けられた少女に手を差し伸べたのは “自由”と名乗る青年だった。 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ ◇｢今日だけはここに居させて｣ ◇｢これが、最初で最後だから｣ ◆｢そう言って振り向いた彼女は｣ (1:18 踏切) (1:13 無音) ◆｢寂しそうに微笑んだ｣ (1:09 BGM入り) ◇｢愛想笑いの毎日だった。自分が嫌で仕方なくて、一日だけなら許されるんじゃないかって。そんな思いで飛び出した｣ (0:55) ◆｢そこのお嬢さん｣ ◇｢っ……｣ ◆｢夜道を1人で歩くのは危険だよ。ましてやこんな歓楽街(かんらくがい)なんて｣ ◇｢あなたは…？｣ ◆｢ただの通りすがりさ。そんなことより、早く帰ることをおすすめするよ｣ ◇｢どうして？｣ ◆｢ここは…あんたみたいな奴が来る場所じゃないんだ｣ ◇｢帰りたく、ないの｣ ◆｢…じゃあ｣ ◆｢少し寄り道をしようか｣ (0:17) ◇｢ただ過ぎ去っていく日々に怯えてた。この世界であなたと出会えた奇跡。それはきっと、この先も忘れることの無い｣ ◇｢そんな一夜の世迷言｣ ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ ☪︎人物設定 ◇エトーレ ある屋敷のお嬢様。自由のない生活と常に愛想笑いを浮かべる自分が嫌になり、家を抜け出した。 ◆リベルト 通りすがりの青年。自由な生活を楽しんでいる。 エトーレに過去の自分を重ね、“寄り道”の案内をする。 ☪︎台本についてのお願い アレンジ、アドリブ、性転換等大歓迎ですが過度な台本改変はご遠慮ください。 使用する際は台本サウンドへの拍手とコメントをしてくださると嬉しいです。台本のコピーをキャプションに記載する際は必ずこちらの文章までお願い致します。 ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ ☪︎お借りしたBGM DOVAｰSYNDROMEより 『Manhattan』 written by A.TARUI 様 編集 藤咲六花 #声劇台本 #二人用声劇 #藤の咲く場所