8時限目
今夜、晩餐は学校で。
8時限目
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数ヶ月が経ち、それでも学校に来ることの無い恵林に痺れを切らしたように、桐ヶ谷もパタリと姿を見せなくなった。
それを見かねた鈴原アインは、
桐ヶ谷が落ち込んでいると思い込み
彼を励ましに行くが_____
[情報屋からのお知らせ]
【今夜、晩餐は学校で。】小説デビュー!?
90秒では物足りない。
彼女たちの紡ぐ、非現実的な学園生活を
その一冊に。
さて。あなたも下駄箱を覗く時がきたようですよ。
下のリンクから飛んでください。
https://uranai.nosv.org/u.php/novel/dba579df464/
[セリフ]
「なあ、葵
何もお前まで不登校にならなくてもいいだろ……」
「そうだね」
晩餐会もできなくなった今、
畑中さんに会う術はない。
「気持ちはわかるよ、
恵林がいないのは寂しいよな」
「そうだね」
しかし、一体彼女は何をそんなに
怯えているのだろうか。
「でも、俺も、みんなもいるじゃねぇか。
そう落ち込むなって。」
「そうだね」
どうすれば、また学校に来るようになるのか。
逆に、今まで彼女の足を
学校まで運ばせていた存在はなんだ?
俺と、畑中さんを繋いでいたものは
なんだ?
「だから葵、学校に……」
「わかった。」
「おお!わかってくれたのか!」
「晩餐会を開けばいいんだ」
「……は?」
「桐ヶ谷、何か企んでいるようだな」
「悪いけど君に構ってる時間は
ないから」
「ま、まて!お前に朗報を
届けるためにきたんだぞ」
「朗報?ああ、テストの点数か何か?」
「ちがう!晩餐会の話だ!」
「氏橋に全部話したの。
あいつ、どこか昔と変わったわ。」
「変わったのはそうちゃんだけじゃない、君も充分___」
「大変だ!葵がそうちゃんと一緒に
校長室に入っていったぞ!」
「ねえ氏橋、君はそれでいいの?」
「ああ、これが悩み抜いた結果だ。
誰がなんと言おうと、
俺は自分の意思を貫く。」
「……そう」
「校長先生、新しい部活を設立したいのですが。」
「活動内容は、
______晩餐会で。」
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#声劇
#創作
#一次創作
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