声劇台本 掛け合い 『マッチ売りの火は消えない』
★フードの男【神野ミシル】×☆マッチ売り【もっち。】
声劇台本 掛け合い 『マッチ売りの火は消えない』
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王子様…王子様…(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
★…フードの男
☆…マッチ売りの少女
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☆「あ! ねぇ、そこのフードのお兄さん!」
★「……何か?」
☆(顔までフードで隠しちゃって、ちょっと怪しすぎるけど、売れないよりはイイわよね)
☆「良かったら、マッチはいかが? ただのマッチじゃないわよ。火をつければ、燃えている間だけ望む世界にトリップ出来るの」
★「トリップ…? どういう事かな」
☆「例えばそうね…『王子様になってみたい』って願いながら火をつけると、消えるまで貴方はお城の王子様になれるってワケ」
★「王子様か…あいにく僕は、その世界に魅力を感じないな」
☆「あら、そうなの? 案外欲がないのね。だったら違う願望でも───」
★「(遮る感じで)そのマッチのからくりはわからないけれど、君はそんなひとときの幻を、本当に欲しいと思う?」
☆「……っ。だって仕方ないじゃない。売らなきゃ、ひどく叱られるのよ」
★「…なるほど。それなら、その籠のマッチを全て貰おうかな」
☆「え……?」
★「その代わり、僕の話し相手になってくれる? 友達が居ない城の暮らしは、とても退屈なんだ」
☆「城って…アナタ、まさか…」
★「全部のマッチが消えるまでなら、時間もたっぷりあるだろう? 僕の城で、温かい紅茶でも如何かな。マッチ売りのお姫様」
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