重たい雲が立ち込めた空から、今年初めての雪がちらついた。
不意に足を止めた姉様に倣って、じっと空を見上げる。
二人分の吐息が浮かんで、白んで、ぼやけて、溶ける。
露出した部分から凍える大気が体に纏わりついて、少しずつ熱を奪っていく。
その感覚がどこか懐かしく、底冷えするような恐怖を煽るのは何故なのだろうか。
するりと血の気が引くのを感じて、姉様の腕に縋り着いた。
白日
🌑→さよお姉さん(ハモリ)
🌕→La fir
🌓→2人で
🌑時には誰かを
知らず知らずのうちに
傷つけてしまったり
🌕失ったりして初めて
犯した罪を知る
🌕戻れないよ、昔のようには
煌めいて見えたとしても
🌑明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも
🌑今の僕には
何ができるの?
🌕何になれるの?
誰かのために
🌑生きるなら正しいことばかり
言ってらんないよな
🌕どこかの街で
また出逢えたら
🌑僕の名前を
覚えていますか?
🌓その頃にはきっと
春風が吹くだろう
🌑真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
🌕へばりついて離れない
地続きの今を歩いているんだ
🌑真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
🌕全てを包み込んでくれ
今日だけは
🌓全てを隠してくれ
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