📗わたし、屋上で靴を脱ぎかけた時に
三つ編みの先客に、声をかけてしまった。
📙「ねえ、やめなよ」
📘口をついて出ただけ。
ホントはどうでもよかった。
📙先を越されるのが、なんとなく癪だった。
📗三つ編みの子は、語る。
どっかで聞いたようなこと
📙📗📘「運命の人だった。
どうしても愛されたかった」
📙ふざけんな!そんなことくらいで
📙📘わたしの先を越そうだなんて!
📘欲しいものが手に入らないなんて
📗📘奪われたことすらないくせに!
📗「話したら楽になった」って
📙📗📘三つ編みの子は、消えてった。
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