【朗読】粉雪
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【朗読】粉雪
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【初雪】
凍てつく 冬の夜空を見上げると
チラチラ降り注ぐ 雪が舞う
そう それは忘れもしない
12月最初の初めの頃だった
僕は部活動を終えて
確か君と二人で歩いて帰ったね
その時の君は コートに手袋と
この冬に備え 冬支度していたね
僕は何時もと変わらず
制服にマフラーと薄着で来てしまった
でも 君が吐く息が白く
寒そうな素振りだったから
僕は君にマフラーを貸したんだよね
すると少し照れながら
君は嬉しそうな笑みを浮かべていたね
その気持ちが僕にも伝わり
僕も嬉しくなって
こころが暖かくなったんだ
そんな君は もう今は居ない
一緒に今年を迎えるはずだった君に
好きな子が出来たから
僕は君を見守るだけで
告白する勇気が無かった
だから僕は君から
ひとを好きになると言うことを教わった
それが君の僕への最後のプレゼントだと
僕は思っているんだ
今まで ありがとう
そして さようなら
【作家】
小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽)
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前奏あり
Aメロ半分省略しています
前半・後半お好きな方歌ってください♩♪
*⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎*
(前半)
粉雪 舞う季節は いつもすれ違い
人ごみに紛れても 同じ空 見てるのに
風に吹かれて 似たように凍えるのに
(後半)
僕は君のすべてなど 知ってはいないだろう
それでも一億人から君を見つけたよ
根拠はないけど 本気で思ってるんだ
些細な言い合いもなくて ララライ…
同じ時間を 生きてなどいけない
素直になれないなら
喜びも悲しみも 虚しいだけ
粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら
ふたりの孤独を分け合う事ができたのかい
*⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎*
コラボの際は拍手👏お願いします!
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