すごーく切ない曲
不意に歌いたくなりましたね
都会の乗り換えも慣れた六月の正午
下品な中吊り広告を
ボーッとただ流し込んでいた
駅から二分 自動施錠のワンルーム
君が茹で上げたパスタは
いつも決まって柔らかいけれど好きだ
なんか好きだったんだ
二人でよく行った五百円の飲み放題
薄めで頼んだレモンハイ
たった二杯でほっぺ赤かった
酔っ払った君は特に可愛かった
デザートはつまみになるんだって
得意げに二つ頼んでた
首都高は僕らに見向きもせずに流れて
同じように季節も流れてた
結婚したいなって思ってたんだ
でもおもっていただけだったんだ
どういうことかわかんなかった
合鍵で開けても君は居なかった
僕の荷物がまとまり手紙が置いてあった
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