【声劇】目覚めたる者

語り: 音楽:えみごん様 台本:タケルノミコト

好きなものと浅い知識を詰め込んだ結果、 とんでもないことになりました…笑 小学生の時、夢中になって読んだ冒険ファンタジーの小説を思い出しながら作ってみました。 作品を彩ってくださるのは、えみごん様の美しい歌声です。 『Scarborough Fair 』 私はサラ・ブライトマンがカバーしたこの曲がとても好きで、 ずっと聴いてました😌 これぞファンタジー！ 不思議な世界に飛び込めそうなメロディです。 時間に余裕がありますので、 音楽も楽しみながら語ってみてください。 ※コラボの際は一言下さると、とても嬉しいです！ ※台本の転載は御遠慮ください。 .｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ その昔、光と闇の神々が争い、この世界の均衡が崩れた時、 失われた平和を取り戻すために＂目覚めたる者＂が選ばれた。 彼らは、人間が決して理解出来ぬ神々の言葉を理解し、 自らもそれを操ることができた。 賢明さと勇敢さを兼ね備えた"目覚めたる者"達は、 やがてグングニルの戦士へと成長し、 幾多の危機を救う希望となる。 そしてふたたび、神々の争いが始まり、太陽も月も姿を消し、 世界が闇に包まれようとしているなか、 詩文(しぶん)の神であるオーディンは この役目をひとりの少年に託すことにした。 少年の名は、ライル・オグミオス 両親から豊饒(ほうじょう)の愛を受け、 貧しい暮らしながらも幸せに暮らしていたこの少年は、 誕生したその時から、これまでの英雄たちと同じように 運命の書にその名を刻まれていた。 いざ、時は満ちた。 霧深い朝の草原で、エルフ達は草を踏みならし、 円を描くだろう。 まもなくこの草原に姿を現す少年を導くために… .｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ＋.｡.:✽・ﾟ ライル オグミオス…物語の主人公。15歳。貧しい家庭に生まれるが、家族と幸せに暮らしていた。ある日の朝向かったアールヴ草原で、エルフ達の踊りを目撃する。彼らによって作られたフェアリーリングに導かれ、詩文の神オーディンと対峙することになる。 そして、自らが"目覚めたる者"であることを告げられる。 ○オーディン…北欧神話の主神。戦争と死の神。詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロンでもある。魔術に長け、知識に対し非常に貪欲な神であった。 ○ 目覚めたるもの（ヴァク）…オーディンの呼び名のひとつとされる。作中ではオーディンに選ばれた者のことを指す。 ○グングニル…オーディンが持つ槍。決して的を射損なうことなく、敵を貫いた後は自動的に持ち主の手もとに戻る。また、この槍を向けた軍勢には必ず勝利をもたらすとされる。 ○オグミオス…アイルランドの＂言葉の神＂。文明を創造した英雄でもある。 ○アールヴ…エルフの別名。 ○フェアリーリング…エルフ達が踊ったあとにできる円状の何か。妖精の世界への入り口であり、別の場所や過去・未来へ行き来できる扉であると解される場合もある。 #声劇 #ファンタジー #台本 #一人声劇 #サイモン伴奏 #SimonAnd #サイモンとガーファンクル #ScarboroughFair