【早口言葉】外郎売り 1/5
朱優翠
【早口言葉】外郎売り 1/5
- 16
- 0
- 0
皆様フォローありがとうございます!
1つの投稿でさらに1日でこれ程フォローされる事が初めてで本当に嬉しいです!
今日は昨日の外郎売りを早口言葉でしてみました!
聞いて頂けると嬉しいです^^
拙者親方と申すは、お立合いの中にご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて青物町を登りへおいでなさるれば、欄干橋虎屋藤右衛門、只今は剃髪致して円斎となのりまする。
元朝より大晦日まで、お手に入れまするこの薬は、昔、ちんの国の唐人、外郎という人、わが朝へ来り、帝へ参内の折からこの薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒ずつ、冠の隙間より取り出だす。依ってその名を帝より、とうちんこうと賜る。即ち文字には「頂き、透く、香い」と書いて、とうちんこうと申す。
只今はこの薬、殊の外世上に弘まり、方々に似看板を出し、イヤ小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のと色々に申せども、平仮名をもって「ういろう」と記せしは親方円斎ばかり。もしやお立合いの中に熱海か塔の沢へ湯治にお出でなさるか、又は伊勢御参宮の折からは、必ず門違いなされまするな。お登りならば右の方、お下りなれば左側、八方が八つ棟、表が三つ棟、玉堂造り、破風には、菊に桐の薹の御紋を御赦免あって系図正しき薬でござる。
#外郎売り #早口言葉 #朗読 #滑舌
#将来の夢 #声優
Comment
No Comments Yet.