【声劇台本】演繹的推理法を実践する探偵(あるいはシャーロック的な何か)

台本:SpringFF 読んだ人:

シャーロック・ホームズをイメージ。 原作というよりSHERLOCK寄り。 訪れた依頼人に一方的に話しかけるような感じ。 アレンジなんかはご自由に。 無断転載はだめよん。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ あぁ、これはこれは来客とは気づかなかった。 依頼ならそこに座って。 違うのなら入ってきたドアからそのまま出て行ってくれ 僕（私）は今少々思索に耽るのに忙しい。 まぁ、わざわざこんな所へ来て依頼がないなんてことはあり得ないわけだが 問題はそれが僕の興味を引くに値するかどうかということ。 さて、自己紹介をどうぞ。 名前はジェームズ・スチュアート。 サセックスに農場を持つ地主で 妻とは半年前に別れたばかり 内心ではその傷を大いに引きずっているが今日の依頼はそれに関することではない。 そこそこ広い家に住んでいるが家政婦は雇っていない。 子どももおらずペットのゴールデンレトリバーだけが心の癒しだ。 事件に気づいたのは昨夜11時頃。 そこから慌てて朝一の列車に飛び乗ってここへやってきた。 今言ったこと以外に何か付け加えることは？ これはただの観察です。 皆見ているだけで観察しようとしていないだけだ。 怯えより困惑の表情を見るに殺人ではないだろう。 では、わざわざイギリスの南端からここまであなたを駆り立てたのは一体何なのか。 さぁ、落ち着いて初めから話してください。 できるだけ詳しく。 ＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃＃ #声劇