悲しみは雪のように 弾き語り

浜田省吾

何度歌ったか分からないこの曲ですが… 悲しみは雪のように。 1981年の曲です。 ドラマの主題歌としてヒットしたのはそれから約10年後の1992年。 この曲が出来た背景には、省吾兄さんの御母堂が脳梗塞で倒れたという出来事があります。 母が倒れ、故郷広島へ帰った省吾兄さん。 医師からは、明日意識が戻るかもしれないし、1週間後かもしれないし、もう戻らないかもしれない…… つまり、今は何も分からないと告げられたそうです。 そんな状況でも、仕事をずっと放っておけはしないので、東京に戻らねばならない。 悲痛な思いを抱いたまま、新幹線に乗って東京へと向かう。 その車内で働いている乗務員の女の子が、とても素敵な笑顔で溌剌としていたそうです。 普段なら、ただ「ああ可愛い子だな♪」と思ったりしたんだろうけど、その時は、 「この子はこんなふうに明るい態度でいるけれど、本当はとても辛い状況にあって、それでも気丈に振る舞っているのかもしれない」 そんなふうに思ったそうです。 ふっと、人に対して優しい気持ちになり、この歌詞が浮かんだそうです。 そんなエピソードを知ってから改めて聴くと、新たな感動が押し寄せます。 「泣いてもいい、恥ることなく」というフレーズがとても優しくて好きです。 省吾兄さんはこの曲を「母がくれた、俺の唯一のヒット曲」と言っています。 ちなみにこの時、御母堂は一命を取り留めました。 YouTube（フルコーラスのcoverです） https://youtu.be/vS3pF1qhhGg 歌詞✩࿐⋆* 君の肩に悲しみが 雪のように積もる夜には 心の底から 誰かを 愛することが出来るはず 孤独で 君のからっぽの そのグラスを満たさないで 誰もが 泣いてる 涙を人には見せずに 誰もが 愛する人の前を 気付かずに通り過ぎてく 君は怒りの中で 子供の頃を生きてきたね でも時には 誰かを 許すことも覚えて欲しい 泣いてもいい 恥ることなく 俺も独り 泣いたよ 誰もが 泣いてる 涙を人には見せずに 誰もが 愛する人の前を 気付かずに通り過ぎてく 君の幻想 時の中で 壊れるまで 抱きしめるがいい 誰もが 泣いてる 涙を人には見せずに 誰もが 愛する人の前を 気付かずに通り過ぎてく 悲しみが雪のように つもる夜に… #アキ浜田省吾弾き語り #アキ悲しみは雪のように