業火の演習
くー
業火の演習
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珍しく昼間にアグルが商店街に現れ、店で買ったのか、サンドイッチをむしゃむしゃと頬張っていた。
「あーー…平和…」
よく晴れた空を、気の抜けた表情で見上げる。
「いいねぇ、穏やかな街だ。仕事もし易いしな…悪くねぇ」
サンドイッチ包み紙をくしゃくしゃと丸めてポケットに押し入れ、くあぁー!と大きく伸びをした。
「心地いい、素敵な日だ…こんな日は平和を謳歌するか、それとも…」
アグルは戦闘の構えをとったかと思うと、格闘技の動きを一通りおこなった。軽くウォーミングアップした後、すっと体制を戻して煙草に火を点ける。
「思いっきり体を動かすかだな…そりゃもう…死に物狂いで思い切りな…!」
ふーっと煙を吐き出すと、アグルは近くで見ていた貴方に気づき、いつものニタニタした笑顔を浮かべた。
「ちょうどいい。俺と手合わせ願えねぇかな?おっと…確かに俺はお前みたいにポンポン魔法が出せねぇ。けど、甘く見るなよ?俺は裏社会で生きてんだ。出来ねぇ事は別の方法でカバーすりゃいい…」
上着の内側、ポケット、アクセサリー、腰カバンといい、呪詛や武器、爆薬や道具など物騒なものがいつでも使えるように考えて身につけられていた。
「さぁどうする?…やるなら、本気でかかって来いよ…」
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アグルと戦ってください。
尚、このクエストのアンサーはこの曲とコラボして頂きますようお願いします。
https://nana-music.com/sounds/05211a82
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