【朗読】ノンフィクション
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【朗読】ノンフィクション
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あなたは本を読んでいます。
〜本編〜
ある雨の日の事だった。
こんな日には読書でもと思い立ち、本棚に視線をやると、文庫本一冊分ほどの隙間が目についた。
気になって仕方がない。
私は傘を片手に外へ出る事にした。
予想外の雨勢にたじろいでいると、一本の小道を見つけた。
本屋に行くには近道になりそうだ。
一歩足を踏み入れると、黴臭さが鼻を突く。
足早に通りすぎようとすると、古めかしい書店がある事に気づいた。
こんなところに本屋があったのか...。
珍しい本の一冊も置いてあるかもしれない
店内を見て回っていると「ノンフィクション」と印字された、黒い装丁の本に目が留まった。
妙に心を惹かれる。
雨脚は強まりつつあった。
これ以上長居するのはまずそうだ。
さっさと会計を済ませて、来た道を戻る事にした。
駆け込むように部屋に戻ると、着るものもそのままに本を開く。
夢中になっているあまり、徐々に近づいてくる足音に気づかなかった。
――突然、鋭い痛みが走る。
「うっ...!?...え?これは?」
恐る恐る背中に目をやると、深々とナイフが
「えっ....!?」(倒れて下さい)
Comment
4commnets
- 茶飲用 急須コラボさせていただきました! 素敵な台本ありがとうございます!
- 中村宏平お借りしました。ありがとうございます。🙇
- フウお借りしました!ありがとうございました🙇♂️🙇♂️🙇♂️
- スギスケおかりいたしました。 拙いのですがご承知ください