【声劇】大きくて切ない嘘
読み手:凌空_雪音//台本_サイコパス狂
【声劇】大きくて切ない嘘
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《人物紹介》
凌空(りく):17歳・心臓病(余命1ヶ月)・♂
結衣とは同室。カランコエゲームという勝負をしている。
《台詞》
(医者の真似をして)
「残念ながら...余命1ヶ月です。」
「そう...ですか。」
不思議と悲しくはなかった。
ただ少し...少しだけ手が震えた。
病室へ戻ると、同室の結衣(ゆい)ちゃんが駆け寄ってきて、泣きそうな顔で「どうだった?」と聞いてくる。
「うーん、お医者さん分からないってさ」
僕は笑顔で答えた。
本当は余命1ヶ月だなんて伝えられなくて...人生で初めてついた嘘。
嘘ってこんなにも辛くて苦しくて切なくて...悲しいものなんだと初めて知った。
あと1ヶ月...たった1ヶ月で僕は...
(泣き始める)
「死にたくない。...死にたくないなあ。...まだ生きていたいよ...。...どうして!?どうしてなんだよ...お母さん...お父さん...。」
(00:22〜)
僕は...死んだ。
今度は悲しかった。
悲しくて悲しくて、大泣きしてしまった。
僕のせいであの少女は_。
(00:09~)
「カランコエゲームは...僕の負けだ。」
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